自作派はさておいて、このサイトに来ている人のほとんどがメーカー製パソコンを使っているかと思います。HDの中身は変わっているでしょうが、外見はそのままではないでしょうか。これではツマラナイ。自分なりのパソコンを作りましょう、というのが今回の目論見です。 といても何も特別な事はしません。缶スプレーで色を塗るだけです。 と書いてみましたが、私の趣味が色濃く出ているコンテンツとなりました。自己満足ですので、流し読み程度でどうぞ。
さて、色を塗ると書きましたが、まずは最低限必要な道具の紹介から始めます。「おしっ、色を塗ってみよう」と思った人は、これを参考にして道具を購入してください。どれもホームセンターで安く手に入る物です。
| アクリルラッカー | とにかく安い。値段の低さが魅力。また塗料を吹き付けた後の乾燥時間の短さがとても早く、日曜大工としては優れていると思います。しかし塗料自体の性能が低いので、見た目が悪く、塗装のノリも良くありません。今回はアクリル系はお勧めしません。下で紹介するウレタン形を購入してください。また塗膜が弱いので、シンナーなどが付くと、色が溶け落ちます。 |
| ウレタン | 値段はちょっと高めだけど、アクリルラッカーに比べると格段に性能が高く、塗膜面が強いのでシンナーがついても色落ちがありません(市販の缶スプレーは落ちるかもしれません)。こいつは色を塗った後の見た目が全然違います。今回はこちらを使っていきたいと思いますが、短所ももちろんあります。値段が高いのは書きましたね。あとは塗料吹き付け後の乾燥時間が長く、ちゃんとした設備がないと埃が結構付きます。 |
これが今回一番の難所です。パソコン本体は放熱性を考えると、色を吹き付けるのは得策ではありません。ディスプレイも危険ですし。となると色を塗るのは、スピーカー(スピーカー単体である人)・マウス・プリンター・キーボードぐらいになりますね。あとはコチョコチョ小物ぐらい。まあ、パソコンに限定しなければ、もっと色を吹き付ける対象が増えるかも。私は今回プリンターを塗ろうと思います。
塗り方ですが、詳しくは下で説明します。その前に、絶対守ってもらいたい簡単な注意点を幾つか書いておきます。なお「外で色を塗る」のを前提に話を進めていきます。
たとえば、スピーカーに色を塗るのに、そのままで色を塗るのは止めておいた方が良いと思います。そのまま色を吹き付けても構いませんが、ボタンや部品の継ぎ目など、どうしても綺麗に塗装が出来ない部分が出てきて、見た目・品質共に低下します。可能な限り分解するのが理想の形。とはいえそういうのに詳しくない人は、分解はしないで、色を吹き付けたくない所を厳重にマスキングして下さい。
マスキングとは新聞紙などを用いて、色をつけたくない部分を徹底的に覆う事。その際に使うテープが上で紹介したマスキングテープです。
色を塗るのでしたら、いきなり本番に行かないで、練習してからにしましょう。どこか広い場所を見つけて、そこで色を吹き付けて下さい。練習用なら、缶スプレーは1缶200円程度の安い奴を使い、折りたたんで分厚くした新聞紙やダンボールなどに吹き付けてみましょう。最初は垂れたり、肌が荒かったりと色々あるとおもいます。しかし缶スプレーを3・4本使う頃には、コツが分かってくると思います。
ここで缶スプレーの移動スピードや、塗装面と缶スプレーの距離などを覚えてください。
この画像で説明すると、茶色が塗装の対象となる物体・黄色は塗装面を綺麗に見せるためのライン(うまく表現出来なくて、申し訳ない。塗装をミスっても、黄色のラインまで削ったら綺麗になるよ。という意味です)・赤色が塗装のミスにより削り取らないといけない部分になります。タレの場合でしたら、赤色の部分だけを削りとればOKです。しかしオレンジ肌の場合でしたら、ほぼ全面を削り取らないと、塗装面を綺麗にすることは出来ません。
それと、しつこく上でも書きましたが、タレと艶肌は紙一重です。綺麗な塗装を目指すのであれば、タレを覚悟で塗装して下さい。
ダンボールに缶スプレーを4・5本も吹き付ければ、塗装のコツが分かってくると思います。「この距離だとすぐに垂れてしまう」とか「この距離ではちゃんと塗料が付着しないな。もう少し近づけないと」などなど。そこで次では、塗装の基礎を書いていきます。「塗装は、勘と経験だ」という方もおりますが、何も知らずに塗装するよりは、知識を詰め込んでから塗装するほうがよほど上手に塗ることが出来ます。
ちなみに塗料を吹き付ける時に、薄く吹き付けるけどオーバーラップはちゃんと取る(3/4とか4/5ぐらい)と、厚塗りするけどオーバーラップは全然しない(1/4ぐらい)では、どちらが良い塗り方だと思いますか?オーバーラップしないで、一度に厚塗りしたほうが早いかもしれませんが、仕上がりやタレ防止を考えると、上で書いたように前者なんです。理想としては塗料を薄く吹き付けて、オーバーラップをしっかりとる(3/4ぐらい)が良いです。一度に塗る量は減りますが、重ね合わせることによって綺麗な肌が出来上がります。
耐水ペーパー。それはただ水に強い紙やすりであり、塗装面の艶肌を出す魔法の道具でもあります。ペーパーをちゃんと使えないことには、どんなに塗装が上手くても綺麗に仕上げるのは不可能です。という事で、ここでは基本的なペーパーの使い方を書いてきますね。(塗装工などのプロの方々になれば、ペーパーによる磨きが必要ないぐらい、塗料の吹き付けだけで綺麗な艶肌を作り上げます。まさに職人。)
「ペーパーを当てる場所に応じた、番手を使う」
まずは基本用語から。ペーパーを当てる。の「当てる」とは磨くという意味です。そして番手とありますが、耐水ペーパーや普通の紙やすりには80とか240とか番号が書いてあると思います。これはペーパーの肌の粗さを表しており、この番号が低いほどペーパーの磨く部分が粗くなっています。逆に番号が高いほど、ペーパーの磨く部分が細かくなっています。つまり番号が低いペーパーは物凄い削れるけど、削った後は肌がガサガサになります。逆に番号が高いペーパーは全然削れないけど、削った後は綺麗な肌になります。
基本としては、低い番手から使い始めて、徐々に番手を上げていきます。 80→120→240→400→600→800→1000→1200といった感じです。どのような時に何番のペーパーを使うかは下で説明しますが、その前に「ペーパーの基本的な使い方」を説明していきたいと思います。
ペーパーには色々な役目があります。塗装前の下地を平らにする・プラサフ塗装後の肌を平らにする・クリア塗装後の肌を綺麗にする・塗装時の不具合を削り取るです。その全てに共通している事は「削る」です。この削り取り方を間違えると、綺麗に塗装を塗ることが出来なくなるばかりか、パテなどによる修復も必要となります(パテについては、また後で説明します)
ペーパーの仕事を分けるとしたら、二つに分かれると思います。一つ目は、塗装前に塗装面を平らにする(パテ付けも併用)と、塗装後の肌を綺麗にする(削るよりも、磨くといった方が良いかも)
そしてペーパーのもう1つの顔が「塗料が付着しやすいように、塗装面に傷を付ける」です。つまり下処理と言われる工程です。バイクのカウルや車の外装は、鉄板やFRPなどの素材を使用しています。パソコンのパーツでしたら、プラスチックも多いですね。これらの素材に色をつけようとしても表面がツルツル(滑らか)なので、上手く色が付着してくれません。ガラスに色を吹き付けるのを想像してくれたら分かりますが、表面がツルツル過ぎるので色を塗ってもすぐに剥がれてしまいます。そこで色の付着性を上げるために、ペーパーを用いて表面に細かい傷を幾つも付けます。
この処理をする・しないでは仕上がりにかなりの差が出てきます。具体的にどのような差かといえば、塗装の仕上がり具合というよりも塗装の耐久性に影響します。すぐには剥がれないと思いますが、車やバイクの外装に塗装となれば熱や紫外線による影響もあるので、ちゃんと下処理しておかないと、塗装が大変なことになる可能性もあります。
では「どうすれば上手く削れるのでしょうか?」いえ、質問を変えましょう。「どうすれば、下手に削れるのでしょうか?」答えは簡単で、手でペーパーを持って削るです。手でペーパーを持って削ると、どうしても指に力が入ってしまい、その部分だけ多く削れてしまいます(特に中指と人差し指の部分が削れます)プロなら素手でも問題ないのですが、我々素人では「素手でペーパーを使って綺麗に削る」という行為は、無理な注文です。そこで登場するのがハンドファイル(当て木)です。これは四角形の分厚い木みたいなもので、そこにペーパーを貼り付けて削る道具で、均一に削ることが可能になります。カマボコ板を4・5枚重ね合わせた奴を想像してください。ホームセンターに行けば売っていますので、お金に余裕のある方はどうぞ。
それと削り方にも方法があります。ただ一方方向のみで往復して削っているのでは、傷は消えませんし、ペーパー目(ペーパーを当てた時に出来る傷の事)も残ってしまいます。理想としては3方向から削るのが望ましいです。最初は左右にある程度削ります。その後上下方向にある程度削り、最後は斜め方向に削ります。それを何回か繰り返す事によって、ペーパー目も残りませんし、綺麗にペーパーを当てることが可能となります。下の画像を参考にして下さい。ちなみに青いスプレーは、ペーパーを当てようとしている部分です。

このように、ハンドファイルを使うのと3方向から削るの2つを覚えてもらえれば、ミスをする確立が減ると思います。
上では「ハンドファイルを使え」としつこく書きましたが、ここでは逆に「素手でペーパーを持つ」と矛盾した答えを書かせてもらいます。理由としてはご想像の通り「曲線にハンドファイルを当てると、角を削りすぎてしまう」からです。ある程度大きい角度を持つ曲線は、手でペーパーを当てましょう。

赤色でスプレーした部分が、素手でペーパーを当てる部分です。
手でペーパーを当てる場合は、力をいれ過ぎないように注意してください。軽くササッとペーパーを当てていくのが良いでしょう。特に角などは簡単に下が見える(塗膜が削れて、下地が見えてしまうこと)ので、注意が必要です。
色々と注意書きを書きましたが、塗料を吹き付けるのと同じで、ペーパーを数をこなさないと要領やコツが分からないと思います。実践で鍛えてください。ここで書いたことは、塗装や板金の学校に行った際に教わる基本的なことです。(多少なりとも、私の考えが入っていますが)しかし、「ここで書いたことが正しい。それ以外のやり方は間違っている」というわけではありません。やはり個人の考え方や、地域差もありますし、同じ塗料を吹き付けるにしても、吹き付ける場所・吹き付ける素材・湿度・気温・設備・使用機材・技術力などで変わってきます。
さっそく実際に色を塗っていきたいと思います。それで皆様に分かりやすいようにと塗装風景をデジカメでとりましたが、今となっては化石になりつつある「CASIO LV-10」という30万画素のデジカメで撮りましたので、かなり画像は悪いです。雰囲気だけでも感じ取ってくれれば、これ幸いです。
本来ならば、塗装面の凸凹を無くす為の「下処理」が必要となるのですが、別に傷や凹みなどが無かったので、この工程は無し。塗料の付着?面倒くさいので飛ばしました・・・反面教師という事で、ご了承ください。
塗装面の細かい凸凹をなくし上塗り(色が付いている塗料)が綺麗に付着するために、プラサフを吹きかける作業に入ります。まずは新聞紙を引き、その上に今回塗るパーツであるプリンターのフタをセット。これがその写真です。この際に注意することは新聞紙が風で飛ばされないように、何か重しを置いておくことです。そうしないと悲惨な目にあります。それは後で説明します。

まな板の上の鯉・・・もとい新聞紙の上のプリンターの外装
これも塗装前の写真。新聞紙の上の方が黄色いテープで止められていますが、これが噂のマスキングテープです。目的は新聞紙が飛ばれないようにです。

遠くから見たプリンタのフタ
幾ら塗料の付着を良くするプラサフといえども、そのプラサフ自体がちゃんと塗装面に付着してくれないと、元も子もありません。ということで脱脂作業に入ります。謎の透明な液体の入ったペットボトルですが、この透明な液体が「シリコンオフ」です。こいつを綺麗なタオルに十分染み込ませてから、塗装面を丹念に拭いていきましょう。

塗装といっても、全てを塗るわけでもありません。色々な理由で、色を塗りたくないところもあるかと思います。そんなところにはマスキングテープを用いて、マスキング処理を施します。簡単に言えば黄色いテープで、色を塗りたくない部分を隠すだけですね。今回は面積が狭かったのでテープだけでいけましたが、広い面積をマスキングするときは新聞紙などを併用して下さい。
今回でしたら、プリンタカバーの「Canon」とその右下にある文字列をマスキングします。

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誤解して欲しくないのですが、本当はこんな汚いマスキングは絶対にしません。正直に言えば面倒くさかっただけです。皆様は真似しないで下さい。
それで写真中央にマスキングテープが変な形で引っ付いていますが、これはちょっとした技(というのも大げさですが)です。マスキングテープを使い終わった後、地面や机に置いていては、また使う際にイチイチ取るのが面倒です。そこでテープを少しだけ出しておいて、近くの壁などに貼り付けておく方法です。車をマスキング中ならドアやルーフなどですね。こうすると一般の人からすれば「おおっ、あいつは結構やるな」という風に見られます。すいません、それだけです。実際テープを使う際に爪で引っ張り出さなくて良いので、使える技です。(説明が上手く出来ませんが、使用前のテープは先端がテープ自身に巻きつけてあり、その先端部分を引っ張り出さなくてはなりません。しかしこの技を使うと、先端部分は既に引っ張り出されているので、その心配がないと言うわけです。)
次は別の場所をマスキングしてみました。今回も面倒だったので、適当なマスキングです。

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やっと念願のプラサフを塗ることが出来ます。とはいえ、今回のパーツ(プリンターのカバー)は、結構塗りにくい形状をしており、特に四隅の方は地面と接触しますので、非常に塗りにくいポイントです。そこで登場するのが、こいつ。透明でよく分かりませんが、お味噌(赤味噌)が入っていた容器です。こいつの地面において、その上に色を塗るパーツ(今回ならプリンタカバー)を乗せることで、綺麗に色を塗ることが可能です。

赤味噌が入っていた容器
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こいつをプリンタカバーの下に入れます。奥にあるプリンタカバーは地面と隙間が無いですよね。
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今から乗せます。
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無事着陸完了。プリンタカバーの下に少し隙間が開いているのが、分かりますか?
次はお待ちかねのプラサフです。あとはプラサフのスプレー缶を握り締めて、塗料を吹き付ければ良いのですが、そこにも注意事項は幾つかあります。ちなみにウレタン系プラサフを使っている人は特に注意で、ウレタン系プラサフはラッカー系プラサフに比べて一回の塗装塗膜が厚いので、塗装回数(塗り重ねる回数)は2・3回で十分です。また塗料を2・3回塗る合間にはフラッシュオフタイムをとって下さい。フラッシュオフタイムとは、塗料を吹き重ねる際に、先に塗ったプラサフをある程度乾燥させる事です。フラッシュオフタイムを取らないで色を塗ると、プラサフが固まってないのに、上から色付き塗料を拭き重ねていって縮みなどの不具合が出てきます。フラッシュオフタイムの時間は2-3分ぐらいで結構です。
■プラサフ吹き付け1回目
最初ですが、いきなり塗料を大量に吹き付けないで下さい。ゴミやハジキがあった場合に、修正するのが面倒くさくなります。最初は少しだけササッとプラサフを吹いて下さい。薄く塗料を吹き付けることで、塗装面にゴミや水分などが付着してないかチェックします。チェックが終われば次に進みます。
フラッシュオフタイム 2-3分
■プラサフ吹き付け2回目
ゴミのチェックが終わったら、次は下地(パソコンカバー)が見えなくなるように色を塗っていきます。とはいっても、特に意識することなくプラサフを塗っていってください。塗装は基本的に厚塗りも薄塗りも駄目ですが、プラサフの場合だけは多少厚塗りしても構いません。むしろ、多少厚塗りして下さい。理由は後で説明します。
フラッシュオフタイム 2-3分
■プラサフ吹き付け3回目
いよいよ最後のプラサフです。最後は肌が綺麗になるように意識して塗装してください。私の場合だと多少厚塗りすることになるのですが、缶スプレーを普段より少しだけ塗装面に近づけて塗装しています。エアーガンでしたらシンナーの配合具合などで調節可能ですが、缶スプレーではそれも無理なので、上記の方法を取っています。

一回目のプラサフ
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拡大写真、薄くプラサフが掛かっています。
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二回目のプラサフ。ちょっと厚塗りしすぎたのか光沢が出ています。
ちなみに光沢は最後のクリアの段階で出しますので、今は光沢を出す必要はありません。
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上の拡大図です。
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3回目のプラサフ。
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これでフィニッシュ。数年ぶりの缶スプレーでしたが、まあまあ上手く出来たかな?と自己満足。
次は上塗り塗料(色の付いている塗料)を吹き付けるのですが、その前にプラサフを研磨します。というのもプラサフを塗った直後は綺麗な肌でも、塗料が乾燥すると表面が少し凸凹になります。そのまま上塗り塗料を吹き付けると仕上がりに影響しますので、耐水ペーパーを用いてプラサフを研磨します。

使うペーパーですが、プラサフ乾燥後の表面の凸凹が大きい時は400番→600番→800番、凸凹が小さい時は600番→800番のペーパーを使用して下さい。足付けする際の注意点ですが、表面が乾いたと思っても中の方はまだ乾いてないかもしれません。その状態で磨くと逆効果になりますので、各缶スプレーの注意書きにある乾燥時間を厳守してください。
さきほど「プラサフは多少厚塗りして下さい」と言った注意事項ですが、これが理由です。プラサフを薄くしか塗ってないと、この研磨の段階で下地が出てしまいます。それを防ぐための厚塗りという訳です。
塗装・・・その数多い工程の中で一番やっていて楽しいだろう上塗りです。この上塗りですが、注意事項はプラサフの塗り方とほぼ一緒です。各工程の間には2-3分程度の休憩をいれて、塗膜をある程度乾燥させてください。
■捨て吹き (一回目の上塗り)
全体的に薄く塗装して、ゴミやハジキなどの確認をする工程です。さきほど塗ったプラサフと同じですね。ここでゴミなどが発見されたら、すぐに塗装を中止して、修正しましょう。
■色ぎめ (二回目の上塗り)
オーバーラップ(パターン幅)を2/3程度とり、色を吹き付ける。ここではプラサフが隠れるように、意識して塗ると良いでしょう。
■仕上げ (最後の上塗り)
ここでは塗り肌に注意して、全体を均一に仕上げてください。なお、この上塗り工程で艶を出す必要はありません。最後に塗るクリアでちゃんと艶は出ます。最も全体を均一に塗ろうとすれば艶が出ると思いますので、艶の出る出ないはあまり気にしなくて良いでしょう。

一回目の捨て吹き
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ハジキがよく確認できなかったので、二度目の捨て吹き
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上の写真を反対から激写
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色決め、ちょっと厚塗りしすぎたのか艶が出ています。
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仕上げが終わりました。
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反対から見た図。
予定では次はクリアを吹き付ける作業に入るのですが、ここで事件勃発しました。地面に敷いた新聞紙なのですが、重りを置いてしっかり固定していたはずなんです。風も結構強く吹いていたので、確かに固定していたはずなんです。しかし上塗り作業が終わって、一服したのが間違いの始まりでした。百聞は一見にしかず・・・・・・
一服が終わり、元の場所に戻ると新聞紙がプリンタカバーに覆い被さっていました。
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新聞紙をめくると・・・
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まだ半乾きの時に撮影
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全体が乾いてから太陽の下で激写
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風で飛ばされてきたのか、細かいゴミが一杯付着してます。
いやー、青空塗装はこれが怖いです。私ものんきに一服している場合ではありませんでした。もっとも、ただミスったわけではありません。「塗装ミスが起きたときの対処法もサイトに載せておけ」という神の思し召しの可能性も、一概には否定できません。と色々言ってますが、とりあえず当初の予定を変更します。本当なら、次はクリアを塗っていたのですが、こうなってしまってはこの塗装ミスを修正しないといけません。次はこの塗装ミスの修正をしたいと思います。